– [ ] 初めまして。らんちゅうに触れ合うことを約18年させて頂いております前田と申します。
らんちゅうは「金魚の王様」と呼ばれており、品評会も全国で開催されるほどの人気の金魚です。ずんぐりとした体形で背ビレがなく、頭部に「肉瘤（にくりゅう）」と呼ばれるコブが発達するのが特徴です。
その歴史は古く、江戸時代に中国から持ち込まれて以来、品種改良が盛んに行われ現在では様々な品種が作出されています。らんちゅうにはデリケートな面があり、他の金魚より飼育には非常に注意が必要で難しいと言われています。また、らんちゅうの理想とされる姿があり、その姿の完成度を高める為に日々「らんちゅう師」と呼ばれている人達は切磋琢磨しあっております。
しかし、近年らんちゅう師と呼ばれる『らんちゅう作り』が出来る方が激減していってる傾向にあります。伝統あるらんちゅう師が途絶えつつあるのは寂しい限りで何とか次の世代に受け継がれていって、らんちゅうという素晴らしい金魚の姿を留めていきたいと思っています。

私自身、らんちゅうとの出会いは約20年前に職場の同僚がらんちゅう好きで近くのらんちゅう養魚場に付き添いで遊びに行ったのがきっかけです。その養魚場の方がらんちゅう師で、らんちゅうを洗面器に入れて見せてもらった時に鳥肌が立つくらいの衝撃を受け、すぐにその場で弟子入りさせて頂きました。
しかし今年1月にご他界され養魚場閉鎖となり、私1人でやっておりましたが師匠がやり続けていたらんちゅう師としての活動を受け継いで、私も養魚場を持って有志を募って共にらんちゅう作りを覚えよう、極めようとしていく仲間達を増やしていく活動をしようと決心致しました。趣味レベルで現在は活動しておりましたが、本格的に活動開始を行うには規模があまりにも小さい為に収益を得るまでの規模に拡張したく熱望しております。何卒ご支援の程、宜しくお願い致します。